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影が薄いオバマ

2012/02/17 00:51

 

先日次期中国の国家主席の座に座るであろう習近平氏とアメリカオバマ大統領との米中会談が話題にあがった。

 

今年11月には米大統領選を控えているアメリカ。思えば空前のオバマフィーバーにわいたあれから3年が経つ。自分もこのブログで何度かオバマ大統領のことに関して機会あるごとに取り上げさせていただいた。異国の地日本での異常なオバマブームを批判させていただいたし、特にノーベル賞受賞が決定したときは「きれいごとばかり並べてご機嫌取りもいいが、“有言不実行”にならないよう気をつけてほしい。」と生意気なコメントを書かせていただいた。実際にそうならないことを信じて.....

 

だがあれから3年余を経て、まさに危惧していたことが現実のものとなったと言わざるを得ない。一体アメリカはどう変わったのか、オバマは何をしたのか。残念ながら具体的な成果や変化は起こらなかったというのが本当のところだろう。むしろ世界におけるアメリカの国際的な地位は経済、軍事、政治のあらゆる分野において低下を続けている。急成長を続ける中国との米中会談ではそれが明白なものとなった。

 

外交では就任当初は中国と協力関係を築いていくことを重視していたアメリカだが東シナ海及び南シナ海での中国の活発な軍事活動を許しているし、いわゆるプラハ演説で世界に核廃絶を高らかに宣言したまではよかったが実際核軍縮どころかイランの核開発問題で手を焼いている状態。

 

経済面でもますますアメリカの景気は悪化の一途をたどるのみで打開策が見当たらない。オバマ政権の目玉公約であったアメリカでの国民皆保険の導入も法案は成立したが国民の反発はそうとう根強い。

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜオバマ政権は期待はずれの結果に終わってしまった(或いは終わるかもしれない)のだろうか。

 

ひとつには結果論だけで言ってしまえばやはりオバマ大統領という人物はリーダーとしての素質は高いが政治家としての能力はあまりないのかもしれないということだ。歴代のアメリカ大統領のほとんどは州知事などで一定の成果を挙げてからプレジデントの地位についた者が多いが、オバマの場合は異なる。ポピュリズムに大きく影響される米大統領選挙でオバマ支持者は「黒人初の大統領」という肩書きや「YES WE CAN」のスローガンを重要視したがオバマの政治家としての手腕は詳しく分析していなかったのかもしれない。

 

そしてもうひとつはこれはオバマ自身の問題だけではなく、アメリカ国民の意識の問題ではないかということだ。前ブッシュ政権に世界中の人が失望していた理由のひとつにアフガニスタンイラク侵攻などアメリカの身勝手な利己主義的行為に辟易していたということがあった。しかし、オバマ政権に変わってからもその姿勢はあまり変わっていない。最近の例ではイランへの制裁を加えると示唆し、ホルムズ海峡封鎖によって原油調達の影響を受ける国への配慮のなさだ。結局これは首長が誰になろうが国民の意識の問題だからどうしようもないことなのだろう。マケインやクリントンであったならなおさら酷くなっていたかもしれない。

 

いずれにせよ次の大統領選挙では劣勢が報道されるオバマ大統領、11月の選挙でどういった評価がくだされるのか正念場は続きそうだ。

 

(了)

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今年もよろしくお願いします

2012/01/08 00:15

 

あけましておめでとうございます。このブログも開設から3年が過ぎました。今年も頑張ります。

 

今年はブログのウォールペーパーを白にしてみました。自分の心機一転の気持ちを込めて一年の飛躍を願いたいと思います。

 

そしていよいよ今年はロンドンオリンピックですね。去年秋にオリンピックスタジアムでオープンした欧州最大のショッピングセンターに行ってまいりましたがその規模にただただ驚くばかりでした。ロンドンはいま活気がやはりありますね。

 

活気と言えば逆に活気がないのが大阪を含めた日本ですが、特に大阪が元気ないですよね。個人的には今年のキーパーソンは新大阪市長の橋下さんだと思います。あの人の著書「体制維新」も読みましたが彼は30年に一人の逸材だと思いますし、橋下さんの改革が成功すれば大阪は必ず復活すると感じています。

 

それと今年はやたらと大統領選挙が多い年ですよね。アメリカロシアフランス韓国中国、そして無能な三男に政権が引き継がれた北朝鮮.....

 

ま、とにかく今年も良い年になりますよう願いましょう!

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スポーツ予算、過去最高の238億円=基本法成立が追い風

2011/12/25 09:58

 

24日に閣議決定された2012年度政府予算案で、スポーツ関係予算は今年度より4.4%増えて237億9300万円と、過去最高になった。今年6月にスポーツ基本法が成立し、国家戦略としてスポーツ立国を目指す体制が整ったことが追い風となった。
ロンドン五輪でメダル獲得が期待される競技を重点的に支援するマルチサポート事業は、今年度当初比約5億円増の27億4600万円。今年度と同額となった 日本オリンピック委員会JOC)への補助金(25億8800万円)を初めて上回った。トップ選手に対する医科学面での支援費や、用具などの研究開発費、 出産・育児との両立を目指す女子選手へのサポート費、ロンドン五輪期間中に現地で選手が利用する「マルチサポートハウス」関連費用を盛り込んだ。
東京都が招致を目指す2020年夏季五輪での利用を視野に入れた国立霞ケ丘競技場改築調査費は、概算要求通り1億円が盛り込まれた。

 

 

 

 

 

 

スポーツ予算の大幅増加は素直に歓迎すべきことだと感じます。スポーツがもたらす勇気、国力増強の力がようやく認められるようになった成果だと思います。冒頭にもあるとおり夏に成立したスポーツ基本法もおおいに後押ししたことでしょう。

 

ただこれで終わりではなくこのブログでも何度も申し上げてきたとおりスポーツ庁の設立によるスポーツ行政の一本化もそうですし、過去最高とはいえまだまだ少ないこの予算額を継続的に増やしてゆくこと、そして予算規模増大によって新たな既得権益、天下り団体の発生が起こらないようにしないと本末転倒ですし、税金の無駄遣いです。

 

これからもこのブログでは随時関連ニュースについて更新してゆきたいと思います。

 

(了)

 

 

 

 

 

 

 

P.S. この度本ブログの閲覧数が5万件を突破しました!!

 

ブログ創設から3年での達成うれしいです。これからも頑張ります。

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大阪ダブル選挙を終えて

2011/12/03 09:36

 

先週末大阪市長、知事選を兼ねたいわゆる大阪ダブル選挙がおこなわれ、前大阪府知事である橋下徹氏が現職の平松邦夫氏を破り市長に当選され、同じく大阪維新の会所属の松井一郎氏(以下敬称略)が知事の座に就き、いわゆる’改革派’の圧勝に終わった。

 

間違いなく有権者は正しい判断を下した。

 

選挙の大勢は投票前からほぼ決まっていたと言っても過言ではない。平松がおえらいおっさん議員に囲まれてテレビを通じて演説する姿を見て不快感を感じた方も多いだろう。まさにあの集団が日本の古い政治腐敗の象徴であり、自らの既得権益を守りたい、市役所を守りたい一心だけで選挙を戦う頭の固いじいさんなのだ。ああいう人に政治を牛耳られては日本が良くなるはずもなかったわけだ。

 

YouTubeなどを検索するとありとあらゆる橋下、平松両候補テレビ出演の様子であるとかお互いの討論会の様子(もっとも平松は討論会ではなく意見交換会であるという理由で投票直前の討論会は一方的に欠席した。)をうつした映像が観られるが、いつも決まって明確なビジョンが見えてくるのは橋下の方だけだ。

 

まずは4年後の任期満了までに法整備、条例整備を行い大阪市役所と大阪府庁の統合を含め、現在の市役所の権限(小規模業務)を区役所に分散し、現行では区長は市長が任命するいわゆる役人であるが、それも民意を反映するため公選制にし、区それぞれの地域性に基づいて自治をおこなう制度を整える。そのうえで道路整備、港湾などの大規模業務は市と府を合体させることで二重行政を解消しよりスムーズに政策実行を行える体制を整えるというものだ。

 

個人的に一番期待しているのは橋下の以前から大阪ベイエリアにカジノを建設し、関空リニアを大阪中心部から引き、その予算を伊丹空港売却のお金で賄い、そのぶん関空に資金を集中投資するという大阪経済再生の大規模プロジェクトだ。結局その案がどうなったのかは知らないが(水面下で始めているのかもしれないし、廃案になったかもしれない)いずれにせよ彼には30年先を見据えて今何をやらなければいけないのか(今回の場合は大阪都構想だが)長期的なビジョンを持ってるし、大阪をGDP40兆円の東アジア一大経済都市へと復活させるそのプランの説明にも非常に説得力がある。

 

自分は大阪在住ではないが、結局関西の復活及び日本経済の命運は大阪にかかっていると言っても過言ではない。以前のように国単位で発展することが国家の発展につながるということがなくなり、今は都市の発展が国家の繁栄につながる。これからの日本は東の東京、西の大阪という両輪が国を牽引しなければい けないという橋本の考えは大いに賛成できる。

 

対する平松市長の発言はほとんど橋下の発言に対する批判で固められ、「詭弁だ、詭弁だ」の1点張り。結局自らの成長戦略を聞かれると「大阪を満足度日本一に」。まさに役人らしい曖昧で無責任な発言である。

 

 

 

 

 

 

とはいうものの今回の選挙では政策の中身はそれほど重要なことではなかった、もちろん橋下の政策は賛成だが、もっと重要なのは政策の善し悪しではなくリーダーとしての資質でありカリスマ性であり、「満足度一番」といった明確性のかけらもないようなことを言う人よりもどんな質問に対しても論で人を制するといわんばかりに圧倒的なスピーチ力で物事を述べる方がよっぽど民衆は納得するはずだ。

 

たまに橋下の言動、「独裁」、「カリスマ性」とを合わせてヒトラーを連想する人がいるがどれだけ古い考え方なんだろうといつも思う。第一当時とは政治体制も監視体制も全く異なる。軍事力ももたない単なる地方の知事にどんな独裁ができるのだろうか。今の日本は独裁というほとんどおこりえないことを過剰に敬遠するよりより身近に差し迫った未曾有の経済危機を前にして2重行政のもたつきによって水道事業一つさえもスムーズに決められない古い政治体制を解消することが最優先なのではないだろうか。

 

かつて第二次ポエニ戦争でハンニバル・バルカ率いるカルタゴはローマ帝国を滅亡寸前まで追い詰めたことがあった。あの強大なローマ帝国が小国にここまでやられたのはハンニバルの戦術家としての才能もあるが、ローマ帝国の意思決定の場であった元老院で意見が分かれすぐに判断を下すことができず対策が後手後手になったことが挙げられる。これはまさに今の日本と同じ状況ではないだろうか。

 

改革の結果どっちに転ぼうがそれほど有権者にとって大事ではない。それよりあれもできない、これもできないといって結局何も物事が進まない方がよっぽど今の日本には害だ。そのためには一人のリーダーがいて、そのうえリーダーシップを発揮できるシステムが必要なのではないだろうか。

 

(了)

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TPP参加 歓迎!

2011/11/14 22:13

 

少し前の話にはなるが日本政府が正式にTPP交渉参加を表明した。

 

ようやく、といったところであろうか。参加表明直前まで農業従事者などから猛烈な批判を受けながらも最善の決断をした野田首相は純粋に評価したい。党の会合では7割が反対に回ったというから相当な覚悟の上での決断だったと思われる。

 

しかしなぜだろうかこんなにも大多数の世論がTPP交渉参加を懐疑的な目で見ているのは?

 

連日のニュースでは「日本の農業が衰退する」「農家を守れという」スローガンばかりが目立つ。果たしてそうなのだろうか?しかも一部の報道では若者の大半は反対だという調査も出ているらしい。なぜこれだけ政治無関心世代ともいわれる若者にまで反対の論調が出ているのだろうか?

 

そもそも農業はTPP(TTPと書き間違える人も多いそうだが正しくはTPP)によって悪影響を受けるのか?

 

はじめに述べておくが農業を含む一次産業は日本のGDPのわずか0.9%にしかならない。残りの大半を占める製造業、サービス業を犠牲にしてまで日本の農業を守りたいのならむしろ逆に相当納得のいく説明が必要ではないだろうか?

 

そもそも食料自給率40%にも満たない国がいまさら農業を守るために必死に保護貿易をする必要があるとは思えない。すでに危機的状態が慢性化しているのだから、守るも何もないだろう。

 

むしろこれから農業を活性化させるには積極的に海外に進出してゆく必要があると思う。そんなに日本の農家は自分たちに自信がないのだろうか?中国やアジアでは日本の食品は高級食材として重宝されていると聞くし、日本の農産物に競争力がないとは到底思えないのだが.....

 

 

 

 

 

 

 

 

そもそも日本のマーケットは長らく閉鎖的と言われ続けた。関税など目に見える障壁は長年にわたる日米協議やGATT(ウルグアイ=ラウンド)などで撤廃努力は行ってきた。しかしいまだに農産物などは特例で関税を認められていることもあるし、非関税障壁(国内の企業が談合など行うことなどによって海外企業の進出を締め出し、関税みたいに目にはみえないが事実上市場を閉鎖すること)も依然大きな問題だ。

 

むかしはそれでも景気が良かったから十分だったが、いまでは少子高齢化にともなう人口減少で企業はすでに飽和状態の国内市場の少ないパイを分けるだけでは成長は望めなくなってきている。

 

アメリカの言いなりになるのかという声もあるそうだが、アメリカというよりはこれが世界の秩序が秩序なのだから仕方のないことだろう。やや論点がぶれているし、そんな無益なプライドのために経済政策をないがしろにすることができるのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

前述した若者の大半がTPP反対という事実はやや意外だ。日本は保守的なメディアが多いことも影響しているのだろうか。それは自分に判るはずもないが、ややマイナーな問題を誇張しすぎてマクロな視点で物事をとらえきれていない報道機関が多いのは悪しき日本の風潮なのかもしれない。

 

最後にもうひとつ言いたいのは野田首相の首相としての適性だが、今回のTPP交渉参加表明に個人的に賛成という事実を差し引いても、なかなか度胸のある首相だというイメージを抱いた。以前なら「国内世論を見極めて慎重に議論を行う」などといって中途半端に判断を先延ばししていた首相が多かったが、今回明らかに反対派が多い中で自分の立場も危うい中あえて早期に参加表明をした(アメリカのけん制があったとはいえ)というのは相当な決断力が必要だったはずだ。

 

実際この政権がいつまでもつのかはわからないが前任者らとは一味違う人であることに変わりはなさそうだ。

 

(了)

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世界体操2011

2011/10/25 20:25

 

少し前の話になるが、体操の世界選手権が終わった。来年はいよいよオリンピックということでいい成績を残して来年に弾みをつけたいところだった。

 

残念ながら男子団体では中国に優勝を許し、銀メダルに甘んじた。予選では両方ともにミスが多かったがさすが中国は決勝になると完全にギアを上げてきた。日本はあん馬と鉄棒で計3か所落下するなど要所で踏ん張れなかった。まだまだ若いチームだけあって圧倒的な自信が感じられなかった。優勝すればそれも変わっただろうに非常に残念だ。

 

しかし、個人総合では内村が前人未到の3連覇を達成した。着地を含めほぼ完ぺきな演技で2種目目のあん馬を終わった時点でトップ。そこから一度も首位の座を譲らず金メダル。2位に3点差以上付けた。これは体操競技では落下を3回しても金メダルの圧勝である。

 

日本は相変わらず日本人ばかりしか報道しないので外国人選手で印象に残った人をあげよう。個人総合で2位になったドイツのフィリップ・ボイの度胸はなかなか大したものだ。同胞のハンビュヘンが最近活躍しないのがやや残念だがまだまだドイツもあなどれない。

 

種目別鉄棒の決勝は相当な盛り上がりを見せた。体操の花形種目であるのはもちろんだが、近年は鉄棒を得意とする選手が急激に増え、難度、技術、正確性、エンターテインメント性が著しく向上している。決勝の顔触れはそうそうたるものだった。個人総合3連覇の内村に加え、2007年の鉄棒覇者ハンビュヘン、個人総合銀のフィリップ・ボイ、去年銀のゾンダーランド(蘭)、同じく去年金のジャンチェンロン(中国)、北京五輪金のゾウ・カイ(中国)、などなど。

 

とくにびっくりなのはゾンダーランド選手だ。なんと最高難度G難度からF難度のコールマンをつなげてくるという神業を成功させるというすごさ。ふつうではありえない。最後は落下してしまったが来年も要注目の選手だ。しかし優勝得点が16.4点を超え、実に計4人が16点越え。まるで跳馬の得点のようである。

 

しかしなんといっても今大会の主役は内村だろう。ここまま行けば五輪金メダルも見えてくるが、唯一の不安はけがだが今大会はけががあってもひょうひょうと優勝してしまう底力の強さを観た。

 

(了)

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健康は食から

2011/07/12 18:09

 

現在GP(General Practitioner=家庭医)医院で研修を受けている。だいぶ患者さんを診るのに慣れてきた感じがする。はじめは一人で診ることに抵抗もあったがこれもおそらく練習の積み重ねだろう。まだまだ卵から生まれてくるひよこにも満たない。

 

ただ前々から疑問に思うことがひとつある。それは西洋人の「健康は食から」という意識の薄さである。と、いうよりは西洋医学の限界といったほうが正確だろうか。

 

 

 

 

 

そもそも「健康は食から」という概念は東洋医学が根源である。

 

「医食同源」、これは東洋医学から生まれた派生語であり医療と食餌は同じ基盤の上に成り立っているという中華料理の基本的な概念である。かつては清王朝の時代まで御典医の最高位は食医とされ、皇帝の毎日の食事の健康管理を承っていた。

 

ただし、いわゆる現代医学栄養学は科学理論優先の栄養学であり、食物に含まれる栄養素(炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルなど)だけをもとに体への影響を計算、個々の体質の差異や吸収消化能力などは考慮していない。対する東洋医学は病態と体質に重点を置いた実践食事療法であり、厳密に言えばやや両者は異なる。

 

中医食用学によると食物は大きく2つに分類され、体を温める熱性食品と体を冷やす寒性食品に分けられる。前者は冬に、後者は夏に食べるのが最適とされる。昔から「秋茄子は嫁に食わすな」という言い伝えがあるが、あれはナスは体を冷やす食品でお嫁さんの体が冷えて子供を生めなくなったら困るという意味をこめている。

 

 

 

 

 

 

 

話は戻るが、GP医院で診る患者さんの多くは皮膚病、アレルギー、感染症、高血圧(日本みたいに頻繁に高血圧を理由に医院のドアをたたく患者さんは圧倒的に少ないが...)、関節痛を訴える人ばかりだがどれもこれも食生活を改善すれば大いに回復が期待できそうなものばかりである。

 

たとえば感染症を予防するにはビタミンCを多く含む野菜を、高血圧高血糖やアレルギーには玉ねぎや葱などが効果的とされる。玉ねぎは特にコレラ菌をも死滅させるという強力な殺菌効果もあり感染症予防にも期待できる。関節痛には海藻類、山芋などのコンドロイチンを含むネバネバ系と牛スジ、鶏肉の皮などコラーゲンを多くとればよい。

 

もちろん前述したとおり個人差はあるし、すべてを治癒することは不可能だろうが、食生活改善の奨励は最強の治療法である予防という意味で効果は絶大であるし、ただみるからに肥満体で不健康そうで老人でも毎日チョコバー2,3本は生きるために欠かせないという西洋人に食の改善ひとつを勧めるだけで大いに改善の余地はあると見て間違いない。

 

多くの人がその大切さを唱えてきて失敗に終わったのは理解しているが、いずれにせよあなたは感染症なのでまず抗生物質を処方しますねという薬のみで現状を打破しようとする西洋医学のやり方にはやや限界を感じる。

 

GP医院には食事のアドバイスをする看護師も常時配備されているが油ものを避けようとか、チョコをやめよう、野菜を食べようとか子供でもわかりそうなことばかりだし第一患者さんは野菜を食べろといわれても調理の仕方や食べ方がわからないから、「んじゃ毎日サラダだけ食べよう」→(数日後)「サラダだけは飽きた フライドポテトはジャガイモはいってるからそれ食べよう」となり、知識不足から結局「油や砂糖のない食生活など考えられない」という間違った認識が生まれる。

 

看護師だけでは限界がある。栄養士などを常備させ、炒め物など簡単に作れてかつおいしく野菜を摂取できる料理法などを個別に教育すればすぐに出なくとも多少の効果はあるとおもう。そして医者も基礎的な栄養学ぐらいは身につけておきたいものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ意識改革や子供のころから慣れ親しんだ味覚を変えるのは容易なことではない。現にこの前風邪を患った患者さんに野菜を採ることを勧めると「じゃあ今日からオレンジジュースを飲むわ」......道のりは険しそうだ....

 

(了)

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オリンピックイヤーのウィンブルドンはどうなる?!

2011/06/23 02:26

 

今年もウィンブルドンテニスが華やかに開幕し、毎日熱戦が繰り広げられている。

 

ところでみなさんはこのオールイングランド・クラブで来年ロンドン五輪のテニス競技が行われることをご存知だろうか?もちろん芝生コートである。

 

芝生コートの場合、試合を重ねるにしたがって禿げていくのが特徴で男子単決勝にもなるとベースライン周辺は土同然だ。その芝を翌年の大会に合わせて一年かけて再生させている。

 

しかしここで問題が出てくる。来年2012年のウィンブルドンテニスからロンドン五輪のテニス競技がスタートするまで20日程度しかない。つまり芝の自然発育のスピードでは開幕には間に合わないわけだ。そのため大会側ははげた部分の芝を張り替える計画なのだという。

 

たしかにテニスをするにはこれ以上ない場所であろう。とはいえ今年で125回の節目の年を迎えている格式ある大会である。コートや観客席は緑色を基調とし、選手各自には白のウェアを義務付けているし、ボールボーイや線審などもクラシカルな服装を着用している伝統がある。

 

それがプランでは五輪期間中は観客席などは五輪のシンボルカラーのピンクに色替えされ、選手も服装は自由。コート脇には五輪をかたどる5つのわっかのロゴも付け加えられる。さらに競技場のあらゆる場所でBGMを流し、大型スクリーンも設置され選手入場の際は派手なアナウンスもされるという。やはりかなり大胆な模様替えであることに間違いはない。

 

今のところ周囲の反応も上々のようだ。過去の五輪テニスを見ると、プロテニススター選手の不参加もあって観客席は空席が目立ち、閑古鳥が鳴いていたのが普通だったが、すでにロンドン大会は満席状態だという。

 

 

 

 

 

 

こういう話を聞くとイギリス人はほんとに新しいものと古いものを調和するのがすごくうまいなとつくづく感じる。うまいだけでなく、積極的なのがまたよい。日本という土壌ではまず考えられないだろう。仮にオリンピックで相撲が両国国技館の土俵で行われるとしてBGMがされ、名前が英語でコールされ、選手は髷ではなく金髪でもOKで、行司はネクタイを締めたアンパイアが取り仕切る.... 今の親方勢なら聞いただけで拒絶反応をおこしてしまいかねない。

 

それに対して過去のウィンブルドンを沸かせたスター選手などから今のところ表立った批判はないし、それどころか歓迎ムードである。イギリスの英雄ティム・ヘンマン(自身もアトランタ五輪複で銀メダル獲得)も「いつもと違う味をこの(オールイングランド)クラブで味わえるのが楽しみだね」と語っている。

 

ウィンブルドンがどのような変身をとげるのか。また今大会の楽しみがひとつ増えた。

 

(了)

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ウィンブルドンの見所

2011/06/19 23:40

 

夏至になり、日の出が明らかに早い。目覚ましがなくとも窓からそそぐ太陽のつきさすような光で目が覚める。ふてぶてしい顔のネコが窓際で他人の家お構いなく昼寝している。

 

少し前の話になるが全仏テニスが終わった。なんといえばいいのだろう。毎年全豪、全英(ウィンブルドン)はよく見ているが、なぜか全仏、全米は時期的な問題からか、あまりテレビでのんびり観戦という機会に恵まれない。今年は珍しくローランギャロステニスを楽しませてもらった。それに今年は大学が7月末まで続くこともあり全仏、全英とBBCで観れそうである。

 

一言で言えば、男子は黄金時代を謳歌、女子は低迷期を迎えてるといっていいだろう。今の男子テニスはとにかく見所が満載だ。なんといっても中心を担うのはながきに渡ってライバル関係を持続させているナダルとフェデラー。その2強に割って入ろうかというのが今シーズン絶好調のジョコビッチ(セルビア)で、グランドスラムタイトルこそないが3人を脅かす存在になりつつあるマレー(英国)。

 

グランドスラム16勝をあげ、名実ともに史上最高のテニスプレーヤーに上り詰めたフェデラーとフレンチオープン4連覇を含む全仏6勝を上げ、ボルグの記録に並んだナダルはともに生涯グランドスラムを達成したもの同士であり、今シーズンのテニスをさらに面白くさせている。

 

フェデラーは最近は全盛期のころの勢いは見られないが、それでも先日のフレンチオープン準決勝で今シーズンここまで負けなしの41連勝をあげていたジョコビチを圧倒し、決勝まで駒を進めたのはさすがだ。少なくともあと2,3年はプレーできると本人も語っているらしい。

 

ただクレーでは今はナダルの独壇場といっても過言ではない。そもそもクレーコートは球の勢いがコートに吸収されるため急速が遅い。その上バウンドが高いので粘り強くボールを拾ってラリー戦で勝つ、ストロークプレー型に有利だといわれている。ナダルもその一人で、過去の優勝者の中には前述したボルグやアガシ、クエルテン、ブルゲラ、モヤなどのストローカーが圧倒的に多い。(2009年はフェデラーが優勝したがあの時はナダルが4回戦でまさかの敗退。あとで怪我だと判明した。)

 

しかし、21日からほとんど間をおかずに開幕するのは芝生のウィンブルドンテニスだ。テニスはサーフェスが変わると別の競技だとよく言われるが、芝生の場合バウンドが低い割には球速が速いため伝統的にサーブアンドボレーヤーやビッグサーブをもつオールラウンダーが強いといわれている。ベッカー、エドバーグ、サンプラス、フェデラーなどが代表的な過去の優勝者である。しかしたまにストーローカーもちょいちょい優勝してしまうこともあるのがウィンブルドンの面白みである。

 

全仏王者ナダル、ウィンブルドン5連覇の経験をも持つフェデラー、全豪王者のジョコビッチ、地元の声援を受けイギリス人悲願のグランドスラム制覇をもくろむマレーの4強の戦いが熱くなるのは間違いない。

 

スター性も抜群で個性豊かな男子と違って人気にかげりが見えるのが女子である。現在世界ランキング1位がグランドスラム優勝の経験がないウォズニアッキであることが象徴するように大会ごとに主役が変わり、絶対的なスターがいない。スターがいないということは看板となる選手がいないということなので人気も低迷する。

 

それに加え、女子はやや個性の豊かさに欠ける。男子みたいに明らかなストローカー、サーブアンドボレー型といったタイプの選手自体が少なく、全員がどのスキルも無難にこなすオールラウンダーばかりでバラエティー性に欠ける。よってクレーに強い、グラスに強い、ハードに強いなどの得意なサーフェスを持つ特定のスペシャリストもいない。

 

全仏決勝にも象徴されるように両者ともにタイプが似たり寄ったりであるし、もともとパワーの観点から男子に見劣りする。じゃあ女子は美貌で男子と差をつけようじゃないかということになるが決勝の二人がリ・ナ(中国)とスキアボーネ(イタリア)の顔同士では....華やかさはない。リ・ナはボールの回転と関係なくとにかく馬鹿みたいになんでもかんでもハードヒットで小技をしないので緩急がないし、スキアボーネは同じミスの連続。これだけ退屈な女子シングルス決勝も珍しいものだった。

 

ウィンブルドンではパワーテニスの申し子といわれるセリーナ・ウィリアムスが怪我から復帰するが、果たして....

 

とにかく今年は男子を中心に楽しみたいと思う。

 

(了)

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祝!スポーツ基本法成立!

2011/06/17 23:33

 

超党派による議員立法で提出された国のスポーツ施策の根幹となるスポーツ基本法案が17日、参院本会議で可決、成立した。公布後6カ月以内に施行される。1964年の東京五輪を控えて施設整備や学校体育に主眼を置いて61年に制定されたスポーツ振興法を半世紀ぶりに全面改正し、施策の推進を「国の責務」と位置付けた。

 

記事本文の続き 今後は基本法を土台にして、具体的な実行に移るためのスポーツ基本計画の策定に入る。昨夏に文部科学省が つくったスポーツ立国戦略で掲げた、スポーツを生かした地域再生や医療費削減の実現で「新たなスポーツ文化の確立」を目指す。5章35条からなり、前文で 全ての人にスポーツを楽しむ権利を認めた。時代の変化に対応してプロや障害者の選手も対象とした。トップ選手の国際競技力向上と全国の地域スポーツクラブ の支援を2本柱に掲げ、国が財政面や税制優遇の措置を講じる必要性を盛り込んだ。

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ついに成立しましたねスポーツ基本法。これを機にスポーツ庁設立へとつながればよいのですが。

 

個人的にはスポーツの国策化推進で日本のサッカーW杯での優勝や五輪金メダル量産、その他国際大会での活躍におおいに期待したいです。スポーツにはバンバン予算つけましょう。

 

(了)

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