大雪山系(北海道・トムラウシ山)遭難事件は死者は計10名にも及ぶ大惨事という結果に終わった。
ツアーを計画した東京の旅行会社がやり玉に挙がっているようだがむしろ危機管理の甘さは参加したツアー客にあったように自分は思えてならない。
まず、ツアー客の名簿を見て驚いたのが女性ツアー客の多さだ。さらに犠牲者10人中、9人が60歳以上の高齢者であることだ。そのほとんどがトムラウシ山初挑戦だという。
トムラウシ山は北海道でも有数の難コースで、よっぽどコースを熟知していなければ非常に危ないのだという。そんな山を初心者がしかも体力の比較的劣る女性高齢者が登るのは言語道断である。
犠牲者の中にはエベレストに行った経験を持つ人、日本各地の山に180回以上も上った経験のある人もいたそうであるが、はたしてどれだけ山のことを熟知していただろうか。最後は一番危険な単独行動にみな移すなど、いくらガイドの判断ミスとはいえそんなことは同行したツアー客にだってわかるはず。つまりこの発見された状況から見て彼らは初心者程度の判断能力しかなかったことに他ならない。
自分には高い山の登山経験がある----そんな根拠のない自信が自ら悲劇を招いたというべきだろう。自分も槍ヶ岳に登ったことがあるが高山は天気がいいとその美しさに圧倒されるが天気が崩れると一変、牙をむく。グループを離れ単独行動にでること、それは直接的に“死”を意味するのである。それ故、これらの登山者たちの未熟さ、無知さは見てとれるはずだ。
自分の身に差し迫った命の危険も顧みず無謀なチャレンジに挑んだ登山者たち。「無謀だった」、「自業自得だ」、そんな批判を受けるのも致し方ないように思えてならない。


by タカヒロ。
今年もよろしくお願いいたしま…